2020年のオリンピックをきっかけに 東京の そこかしこでリニューアル工事中。その中で取り壊されてしまう建物を巡ることを「さよなら詣で」というそうです。私の育った渋谷の街も大規模再開発という名の下に 懐かしい景色がどんどん消えています。そこで 「極私的 さよなら詣で」をしてきました（暑かった）。。。
小学校の講堂が壊れた年に学芸会が行われ、私も舞台に立ったことがある 渋谷公会堂。1964年の東京オリンピックの重量挙げの会場として使われたんだって。
やたらと長い庁舎の渋谷区役所とあわせて 建て替えられるそうです。いろいろお世話になりました。ほぼ同世代の建物たちの寿命がきたのだとすると、リニューアルできない人間の身体は うまくメンテナンスしながら使わないとだわ。。。と思いながら すぐ裏にある我が学び舎へ。ここは、少子化でいくつかの小学校が合併されて名前は変わったけど、形は残るらしい。ずいぶん小さくなったね。
ランドセルを背に通っていた のどかな公園通りなんて夢のまた夢。1973年にオープンして以来 私たちの放課後の遊び場だった 渋谷PARCOも建て替えが決まったそうです。いつもあたりまえにある景色が無くなるのはさみしいこと。でも渋谷では、壊されるビルで行われる子どもたち向けのアートワークショップ「ワークショップコレクション11inシブヤ」が企画されたり、政府、企業、団体が一体となって未来のライフスタイルを提案するという「COOL CHOICE CITY」という街ができたり、とワクワクする変化がもう始まっているみたい。異郷のビジネスマンの机上の空論によって どこにあっても同じ顔をした街に生まれ変わるのではなくて、なんとなく新しいモノ好きが集まってくるシブヤの魂はつながっていくことを願うばかり。
