ぶらり旅2日めは、城下町 松江へ。松江は、お茶人として名高い 松平不昧公の影響により、今でもお茶や和菓子の老舗が多く残っているそう。いくつか和菓子屋さんを巡り、季節の和菓子のお話をうかがいながら、薄茶をいただく 目福、口福のひととき。一緒にお茶をいただいた地元のお客さまたちは、みなさんお茶の心得がありそうで、お茶の”気分”が 暮らしのそこかしこに残っているのが感じられました。
観光客の喧噪をさけて 向かったのは、武家屋敷の町並みが残る一角にある田部美術館。島根県の名士 田部家に伝わる 不昧公ゆかりの茶道具などが展示されている 菊竹 清訓氏設計の 小さいけどモダンな美術館です。
そこから歩くこと10分、不昧公好みの茶室として自身も利用したという 明々庵にも足を伸ばし、贅沢なことに、お庭をひとりじめでお茶を一服 。
江戸時代にタイムスリップしたような松江の街を堪能した後は、友人に勧められた 本のセレクトショップ artos Book Storeへ。松江の駅からかなり離れたところに ポツンとあるこの本屋さん、「世界の夢の本屋さん2」という本にも紹介されているんですって!なるほど。。。ってうなるようなセレクトの文脈。本好きなら何時間でも楽しめそうな場所です(笑)
松江に着いた早々は、全国チェーンの飲食店やシャッターの閉まったお店が目について 一見 勢いがないように思ったのですが、お茶という文化のもつ豊かさが残り、一方で 次世代の創る新しいカルチャーが育ちつつあり、 底力を感じるいいサイズ感の街でした。
旅が終わる頃いつも思うこと、「まだ帰りたくなーい!」
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