「内田鋼一展 – 猿楽にて」のレセプションパーティで 武者小路千家若宗匠のお点前で、新作のお茶碗のお披露目が行われているところ。
この日のお茶碗は、陶芸作家の内田さんが ギャラリーのある猿楽町(代官山ヒルサイドテラス付近の地名)に敬意をこめて、敷地内の土を用いて制作した 新作の「猿楽茶碗」です。
お披露目に先がけ、この土地の土をいただき、作品が生まれたことに感謝の気持ちをこめて、近くの猿楽神社に 献茶をなさったそうです。なんでも、おふたりは お茶とお菓子を捧げ持ち、山手通りの横断歩道を渡って 行かれたとか(笑)
そういえば「その土地の恵みに感謝の気持ちを表現する」という言葉、以前このblogでもご紹介したUMAHANAさんの本「笑顔の花飾り」にも同じことが書かれていたなあ。
振り返ってみると、便利な暮らしに慣れるにしたがい、私たちは「土地」から恵みをいただいていることを忘れがちな毎日を過ごしていますね。大きく考えれば、だれでも地球という「土地」から大いなる恵みをいただいているはずなのに。
自分の立っているその「土地」につながっていること、その恵みに感謝すること、自分の生活の中でどんな風に表現できるか、なんてことを考えさせられました。
会場は、プラントハンター西畠清順さんのセレクトした植物が、内田さんの作品に飾られ、日本文化に造詣の深いミナモトタダユキさんの映像が流されていて とてもCOOL!な空間でしたよ。
「内田鋼一展 – 猿楽にて」8/10(日)まで
代官山 gallery ON THE HILL