作曲家 坂田晃一氏が 今回の舞台のために書き下ろす主題曲が完成した、というニュースを受け スタッフの皆さんと ひと足早く聴かせていただくことに。
脚本を深く読み込んで 物語をふくらませた 作曲家のつむいだ音楽は、まだ生まれる前の舞台「ワルツ」を心のスクリーンに映像として浮かび上がらせるように感じました。ストーリーを 楽譜に翻訳したような。。。美しい音の連なり。
例えば、ヘンリー・マンシーニのあのメロディを聴くと 映画「ひまわり」のひまわり畑の映像が浮かぶように、「男はつらいよ」のイントロが流れると 寅さんの笑顔が思い浮かぶように、映像と音楽は切り離せないもの。まだ、映画音楽に マーケティングとかタイアップなんていう手法が使われるようになる以前は、ストーリーが出来上がるのに寄り添いながら 音楽が生まれていたそうです。商業的にヒットすることが目的ではなく、物語をより深く表現するために 創り出される音楽。今の時代には、とても贅沢なこと。
そして、舞台当日は なんと 作曲家自身による チェロの演奏で上演することが決定しました!
さらに贅沢な2日間だけの特別な体験になりそうですね。